在庫管理の作業を省力化
RFIDクラウドパッケージ
Roconie
在庫品を一度に多数読み取り・記録
箱の中でも、離れた場所でも読み取り
RoconieはRFIDを用いて、入出荷・ピッキング業務における目検やバーコードによる1点ずつの確認作業・記録作業から現場を解放します。
また、RFIDソリューションの多くは機器と開発ツールの提供が基本となり、ゼロからのシステム開発を前提としていることが一般的ですが、RoconieではRFID機器・アプリケーション・サーバ・運用サポートをセットで提供いたします。
RFIDの特徴
１:チェック・記録に掛かる時間を大幅短縮
RFIDをシステムチェックの主軸テクノロジーとすることで、物品情報の一括読取や遠距離読取が可能な他、箱の中も読取が可能となり、入出荷やピッキングにおけるチェック・記録作業を少人数かつ短時間で完了することができます。汚れにも強く、目視に頼ることなく業務が遂行できます。
２:標準アプリ＋クラウドで素早い立ち上げ
入出荷に関する各種機能は標準アプリで全てご利用頂けます。情報の識別・記録はアプリが自動制御で行い、利用者のスキルに依存しません。また、アプリケーションサーバはクラウド上で稼働するため、サーバのご用意は必要ございません。もっと簡単に始めたい…という場合はExcelとRFIDリーダーで始めるLite版もございます。
３:業務データをリアルタイムに共有・連携
スマホアプリにて操作されたデータは即座にサ
ーバーへ反映される、関係者全体で最新情報を手元でご確認頂くことができます。
BIによる集計・グラフ分析のほか、お客様社内システムへ連携など、データを様々な用途でご活用頂くこともできます。
RFIDで在庫管理のミスを低減
在庫管理業務において、記録された数量と実際の数量が一致しないことは最も避けたい事態の1つです。
その原因は照合ミス・記録ミスによるヒューマンエラーに起因する事が多いとされています。
RFIDは電波を用いてRFIDタグを自動認識・高速識別できる技術です。このテクノロジーを用いると、物品にRFIDタグを貼り付けておけば、RFIDリーダー(読取機)をかざすだけで対象物を自動的に認識・識別・記録が可能となります。そのため、見間違い・記録ミスの防止や作業の効率化が期待できます。
Roconieをつかった業務の流れ
RoconieはRFIDを用いて、入出荷・ピッキング業務における目検やバーコードによる1点ずつの確認作業・記録作業から現場を解放します。
1：入荷業務
【RFIDタグを読み取るだけで物品情報・発注情報を簡単照会。入荷記録もボタン1つでOK。】
- 仕入先から配送・納入された物品のRFIDタグを読み取り、何の発注に基づいた物品かを速やかに特定し、受領を記録します。
- 配送伝票等と発注伝票を照合する作業は必要ありません。入荷した物品の識別・記録は全てRFIDタグを基に自動で行われます。
- 同一の商品・物品でも、どの発注情報に基づいて出荷されたものか、簡単に判別が出来ます。
- これによりその日の入荷済・未入荷の物品状況を正確に把握することができます。
2：保管業務
【RFIDタグを読み取るだけで物品の保管先を簡単記録。Webブラウザで保管状況の一覧照会もOK。】
- 入荷記録(仮保管)された物品を倉庫へ棚入れする際、物品に貼られたRFIDタグへ保管場所情報を追加記録します。
- 入荷品をバラ(個品)管理する場合は、個別にRFIDタグを貼って記録することで入荷品の物品情報をコピー登録できます。
- 保管場所配置時の記録の手間を削減しつつ、記録ミスの防止が可能となります。
3：ピッキング業務
【スマホに表示されたピッキングリストと物品のRFIDタグを簡単照合。数量も自動カウント。】
- ピッキング指示に基づいて物品の照合・ピッキングを記録します。
- 物品のRFIDタグを基に照合を行うため、指示された内容に基づいて物品を間違いなくピッキングすることができます。
- 各物品のRFIDタグにはピッキング時のオーダー番号を記録できるため、同タイミングでピッキングした物品の履歴確認も可能です。
4：配置業務
【必要なものを必要な数量だけ配置。RFIDタグで簡単チェック。】
- 搬送指示(配置指示)に基づいて物品を指定場所に配置することを記録します。
- 物品のRFIDタグを基に照合を行い、配置先・物品・数量の一致を自動でチェックします。
- 各物品のRFIDタグには搬送時のオーダー番号を記録できるため、同タイミングで搬送した物品の履歴確認も可能です。
Roconieの基本機能
スマホアプリ
- RFIDリーダーとBluetooth連動するスマホアプリで業務データの読取・更新を行います。
- 「RFIDタグを読み取り、紐づいている物品情報や注文情報を照会。入荷完了として記録。」のように、利用者はRFIDリーダーを対象物にかざすだけで対象物の情報取得・業務情報の記録が行えます。
- 作業が必要なデータは常に一覧で表示されます。表示されたデータを対応するだけの簡単操作です。 スマホアプリはiPhoneやiPadの他、Android端末でもご利用頂けます。
Webアプリ
- データを一覧で確認する場合はブラウザだけでご利用頂けるWebアプリをご利用下さい。
- データ登録や削除、更新をはじめとするメンテナンス操作の他、CSVエクスポート、インポートも可能です。
アプリケーションサーバー
- RoconieのアプリケーションサーバはAWS上での稼働を前提としております。
- お客様毎に専用環境をご用意し、関係者のみ利用できるアクセス制限を設けております。
- ご利用状況に応じてリソースを柔軟に拡張できます。
カスタマイズ・オプション対応
- スマホアプリもWebアプリも表示内容や業務ロジック、保持データをお好みの形にカスタマイズ可能です。
- RFIDタグへ独自デザインの印刷やシステム間連携など、自由にシステム拡張が可能です。お客様のご要望をお伺いし、最適な形でご提案します。
Roconieの導入フロー
Roconieの導入は3ステップで構成されています。
【１：RFIDリーダー他ご注文・申し込み】
必要数のRFIDリーダー・RFIDタグ他をご注文頂きます。
・ご利用予定場所に関する情報をご連絡頂きます。
※以下は高出力モデルのRFIDリーダーをご利用頂く際のみ必要です。
- 総務省申請用の委任状へ記入・押印を行い、弊社へご郵送頂きます。
- 弊社にて機器の手配と、総務省へ電波利用申請致します。
【２：システムセットアップ】
お客様専用の環境を構築します。
- アクセス制限を設定するため、お客様のネットワーク環境についてお伺いします。
- 専用のクラウド環境を構築し、アプリケーションサーバの初期設定を行います。
- ご要件に合わせ、Webアプリ・スマホアプリのカスタマイズを行います。
- アプリケーションへの初期投入するマスタを作成します。
【３：登録手続き完了連絡・利用開始】
システム利用を開始します。
- RFIDタグを各書類へ貼付し、利用を開始します。
- 操作でお困りの際はサポートを利用することも可能です。
-
※高出力モデルをご利用の場合は、総務省の電波利用に伴う手続きが完了後、
お客様へ発行文書とサーバ関連情報を送付致しますので、その後ご利用開始となります。
認識技術との比較
下記表は現在普及している自動認識技術の特徴をリスト化したものです。
RoconieではUHF帯RFIDを主軸に採用しておりますが、ご要望に応じバーコード・QRコードの組み込みをはじめ、各種技術を併用する形で対応することも可能です
| 目視確認 | バーコード・QRコード | カメレオンコード | HF帯RFID(NFC) | UHF帯RFID | |
|---|---|---|---|---|---|
| 利用方法 | 対象を視認して確認する | コードに対してレーザを射出、反射光をセンサで捉えた結果をデジタルデータへ変換します。 | カメラを利用します。4～8色の配置パターンを読み取り、対象を識別します。 | HF帯電波を利用します。電磁誘導の仕組みを用いて、タグ内のICチップの情報を取得します。 | UHF帯電波を利用します。無線電波と反射の仕組みを用いて、タグ内ICチ ップの情報を取得します。 |
| 識別精度 | ×：作業者のスキルに依存。ミスの可能性有 | 〇：認識できれば値の取得間違いは起きない | 〇：認識できれば値の取得間違いは起きない | 〇：認識できれば値の取得間違いは起きない | 〇：認識できれば値の取得間違いは起きない |
| 必要機材 | 〇：特になし | 〇：バーコード/QRコ ードスキャナー | △：高解像度カメラ | △：NFCリーダーまたはNFC読取機能付きスマホ | △：RFIDリーダー・スマホ |
| 認識可能距離 | 〇：特になし | 〇：バーコード/QRコ ードスキャナー | △：高解像度カメラ | △：NFCリーダーまたはNFC読取機能付きスマホ | △：RFIDリーダー・スマホ |
| 認識可能距離 | ×：視力に依存数㎝～１m程度 | △：スキャナー性能、周囲の光量に依存数㎝～１m程度 | △：カメラの性能に依存数十㎝～2m程度 | ×：数㎝ | 〇：電波出力・タグの組み合わせ依存数十㎝～最大20m程度 |
| 同時認識・読取数 | ×：１件ずつ | ×：１件ずつ | 〇：複数可 | ×：１件ずつ | 〇：複数可 ～最大700タグ/秒 |
| 目視出来ない状態での読取(箱の中) | ×：不可 | ×：不可 | ×：不可 | 〇：可 | 〇：可 |
| ×：対応不可 | △：読み取れない可能性あり | △：読み取れない可能性あり | △：読み取れない可能性あり | 〇：汚れ・擦れは読取に影響せず | 〇：汚れ・擦れは読取に影響せず |
*1 その他のRFIDリーダーをご利用されたい場合は別途担当営業までご相談下さい。